2 試験研究の推進

(1) 試験研究の実施方針

1)総合的な研究の推進

 これまでに蓄積した個別技術を総合化、体系化して実用的な技術への展開を図る課題や、幅広い研究分野を集結して実用性の高い新技術、新製品を早期に開発する課題に対しては、総合的に試験研究を推進する必要があるため、必要な人材を部間、科間の枠組みを超えて集結するプロジェクト方式を採用するなど、柔軟な体制で試験研究を推進します。

 

2)重点的な研究の推進

  林産試験場が取り組む試験研究のうち、木材産業等の体質強化などに関する重要性、緊急性の高い行政課題や、企業等が早急に解決を迫られている技術的課題については、これを重点研究として位置づけ、予算、人員を優先的に配分し、一般研究と区別し、組織的に最優先で取り組みます。

 

3)成果が直接木材産業等に反映する研究の推進

 実用化の見込みが得られた開発技術や開発製品については、企業等がただちに利用することを可能とするため、実大生産規模の機械装置類を用いた中間工業試験を実施し、技術的検討および経営的検討を行い企業等へ成果の普及を図ります。

 

資  料  編

 ☆実大生産規模の機械装置を用いた中間工業試験
 林産試験場で開発した技術、製品などを民間企業等にスムーズに移転するためには実大生産規模の機械装置類を用いた中間工業試験を実施する必要があります。

 

4)企業等の技術開発や商品開発を支援する研究の推進

 企業等の技術開発や商品開発を支援するため、共同研究、受託研究を積極的に推進し、技術相談、依頼試験、技術研修等についても企業等の要望に的確に応えられるよう充実させます。

5)他分野との連携の強化

 多様化する課題に対応するため、木材関連以外の分野との連携を強化し、新技術、新製品の開発を進めます。

6)道立試験研究機関等他研究機関との連携の強化

 道立試験研究機関、大学、独立行政法人等他の研究機関との連携を積極的に進め、住宅、環境・リサイクル、健康・福祉、農水畜産など幅広い分野において、木材利用の多様化を促進するための技術開発を効率的に進めます。

7)技術の国際交流

 木材産業等が外国製品と競合するなかで、国外の先端的な技術・知見を文献、インターネット等で収集、把握することに加え、国外との人的交流を積極的に推進し、生産技術において国際競争力に優れた林産技術を開発、提供します。

8)研究機関評価、研究課題評価の実施

 一層効果的、効率的な試験研究を推進するため、研究機関評価、研究課題評価を実施するとともに、評価の内容等を広く道民等に公表し、研究活動の活性化と透明性を確保します。

資  料  編

☆研究機関評価と研究課題評価のながれ
 効果的、効率的な研究の実施、研究活動の透明性を確保するために、研究機関評価、研究課題評価を実施しています。